「死ぬのがこわくなくなる話」の版間の差分

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== 解題 ==
 
== 解題 ==
2011年8月13日から11月20日にかけて渡辺が本人のツイッターアカウント( https://twitter.com/kozysan )でツイートした文章で成り立っている。
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2011年8月13日から11月20日にかけて渡辺が本人のツイッターアカウント<ref>https://twitter.com/kozysan</ref>でツイートした文章で成り立っている。
  
 
2012年4月12日に星海社の星海社FICTIONSレーベルより単行本が発売。イラストレーターはざいん。連載は読者のリプライやリツイートを含めて成り立っていた一面があるが、単行本では渡辺とmemeJekyllアカウントのツイートのみが収録されている。渡辺は連載途中の11月11日にはニコニコ生放送を行った( https://live2.nicovideo.jp/watch/lv70377181 )。この放送も物語を進めるための要素であるが、放送内で語られた内容と単行本内で語られた内容では一部異なる点がある。
 
2012年4月12日に星海社の星海社FICTIONSレーベルより単行本が発売。イラストレーターはざいん。連載は読者のリプライやリツイートを含めて成り立っていた一面があるが、単行本では渡辺とmemeJekyllアカウントのツイートのみが収録されている。渡辺は連載途中の11月11日にはニコニコ生放送を行った( https://live2.nicovideo.jp/watch/lv70377181 )。この放送も物語を進めるための要素であるが、放送内で語られた内容と単行本内で語られた内容では一部異なる点がある。
  
連載途中で渡辺のツイッターアカウントのツイートがすべて消失したため、本ページ作成時は既に渡辺のアカウント上ですべてを読むことはできない。ページ編者が作成した非公式Togetterまとめ( https://togetter.com/li/821514 )、で全文を読むことが可能である。
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連載途中で渡辺のツイッターアカウントのツイートがすべて消失したため、本ページ作成時は既に渡辺のアカウント上ですべてを読むことはできない。ページ編者が作成した非公式Togetterまとめ( https://togetter.com/li/821514 )で全文を読むことが可能である。
  
『死ぬのがこわくなくなる話』は企画段階では、版元である星海社のウェブサイト「最前線」( https://sai-zen-sen.jp/ )で毎日更新の連載として発表される予定だったようである。
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『死ぬのがこわくなくなる話』は企画段階では、版元である星海社のウェブサイト「最前線」<ref>https://sai-zen-sen.jp/</ref>で毎日更新の連載として発表される予定だったようである。
  
推測の基となる情報として、一つは2010年9月11日に行われた星海社副社長太田克史とのツイッター上の対談で、太田が「[編註:最前線のコンテンツについて]実際の立ち上がりはもうちょっと先になりますけれど、渡辺さんと鋭意構想中のプロジェクトには超・期待しています! 何しろ、○○のが怖くなくなる世界をつくるんですからね(笑)。」( https://twitter.com/FAUST_editor_J/status/24197134606 )と『死ぬのがこわくなくなる話』に似ている文言を使っていること。
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推測の基となる情報として、一つは2010年9月11日に行われた星海社副社長太田克史とのツイッター上の対談で、太田が「[編註:最前線のコンテンツについて]実際の立ち上がりはもうちょっと先になりますけれど、渡辺さんと鋭意構想中のプロジェクトには超・期待しています! 何しろ、○○のが怖くなくなる世界をつくるんですからね(笑)。」<ref>https://twitter.com/FAUST_editor_J/status/24197134606</ref>と『死ぬのがこわくなくなる話』に似ている文言を使っていること。
  
二つ目は2011年5月20日に行われたニコニコ生放送「いくぜ! 星海社」( ニコニコ生放送: https://live2.nicovideo.jp/watch/lv49763189 動画公式アーカイブ: https://www.nicovideo.jp/watch/1307503880 公式テキスト起こし: https://sai-zen-sen.jp/works/extras/ikuze20110520/01/01.html )で最前線で毎日更新の連載小説を企画中と発言されていたことが挙げられる。
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二つ目は2011年5月20日に行われたニコニコ生放送「いくぜ! 星海社」<ref>ニコニコ生放送: https://live2.nicovideo.jp/watch/lv49763189 動画公式アーカイブ: https://www.nicovideo.jp/watch/1307503880 公式テキスト起こし: https://sai-zen-sen.jp/works/extras/ikuze20110520/01/01.html</ref>で最前線で毎日更新の連載小説を企画中と発言されていたことが挙げられる。
  
渡辺は2011年7月29日に「俺・・・フォロワー五千人超えたら、ツイッターで長編書き下ろすんだ・・・」( https://twitter.com/kozysan/status/96799043845492736 )とツイートし、8月5日にはフォロワー5000人を超えた。この人数について「リアルタイムで読んで下さっていた方はユニークカウントで3000人くらいと思われる。(…)文芸誌に連載するくらいの媒体効果は、既にあると思う。」(渡辺浩弐の日々是コージ中第495回 ( https://nikkan-spa.jp/hibi/121710 )より)と述べている。
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渡辺は2011年7月29日に「俺・・・フォロワー五千人超えたら、ツイッターで長編書き下ろすんだ・・・」<ref> https://twitter.com/kozysan/status/96799043845492736</ref>とツイートし、8月5日にはフォロワー5000人を超えた。この人数について「リアルタイムで読んで下さっていた方はユニークカウントで3000人くらいと思われる。(…)文芸誌に連載するくらいの媒体効果は、既にあると思う。」<ref name="kozying495">[[渡辺浩弐の日々是コージ中]] 第495回 https://nikkan-spa.jp/hibi/121710</ref>と述べている。
  
メディアとしてのツイッターについては「たんに掲載誌として使うことには反対だ。ここでしか生まれない文学が絶対にあると思う。この連載には、そのことを実例をもって示す、という使命感もあった」(渡辺浩弐の日々是コージ中 第495回 ( https://nikkan-spa.jp/hibi/121710 )より)と述べている。この発言にあるように渡辺は、これ以前には2006年12月に発表されたメール小説としての『[[iKILL2.0]]』や2007年11月から連載されたブログ小説としての『[[日月時男のひきこもり日記]]』。これ以降では2013年2月発表のニコニコ生放送を利用した「[[渡辺浩弐を告発する]]」などメディアとコンテンツが一体化した作品形態を作成し続けている。
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メディアとしてのツイッターについては「たんに掲載誌として使うことには反対だ。ここでしか生まれない文学が絶対にあると思う。この連載には、そのことを実例をもって示す、という使命感もあった」<ref name="kozying495"></ref>と述べている。この発言にあるように渡辺は、これ以前には2006年12月に発表されたメール小説としての『[[iKILL2.0]]』や2007年11月から連載されたブログ小説としての『[[日月時男のひきこもり日記]]』。これ以降では2013年2月発表のニコニコ生放送を利用した「[[渡辺浩弐を告発する]]」などメディアとコンテンツが一体化した作品を作成し続けている。
  
== 単行本情報 ==
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2012年4月14日にK-CAFEで単行本発売記念のサイン会が行われた<ref>https://live2.nicovideo.jp/watch/lv88652710</ref>。
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== 単行本 ==
 
=== [[『死ぬのがこわくなくなる話』(2012)]] ===
 
=== [[『死ぬのがこわくなくなる話』(2012)]] ===
 
: 2012年4月12日発売。
 
: 2012年4月12日発売。
  
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== 出典、リンク、注釈等 ==
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[[カテゴリ:主題|し]]
 
[[カテゴリ:主題|し]]

2020年9月26日 (土) 04:57時点における最新版

死ぬのがこわくなくなる話』は渡辺浩弐による文章。

解題

2011年8月13日から11月20日にかけて渡辺が本人のツイッターアカウント[1]でツイートした文章で成り立っている。

2012年4月12日に星海社の星海社FICTIONSレーベルより単行本が発売。イラストレーターはざいん。連載は読者のリプライやリツイートを含めて成り立っていた一面があるが、単行本では渡辺とmemeJekyllアカウントのツイートのみが収録されている。渡辺は連載途中の11月11日にはニコニコ生放送を行った( https://live2.nicovideo.jp/watch/lv70377181 )。この放送も物語を進めるための要素であるが、放送内で語られた内容と単行本内で語られた内容では一部異なる点がある。

連載途中で渡辺のツイッターアカウントのツイートがすべて消失したため、本ページ作成時は既に渡辺のアカウント上ですべてを読むことはできない。ページ編者が作成した非公式Togetterまとめ( https://togetter.com/li/821514 )で全文を読むことが可能である。

『死ぬのがこわくなくなる話』は企画段階では、版元である星海社のウェブサイト「最前線」[2]で毎日更新の連載として発表される予定だったようである。

推測の基となる情報として、一つは2010年9月11日に行われた星海社副社長太田克史とのツイッター上の対談で、太田が「[編註:最前線のコンテンツについて]実際の立ち上がりはもうちょっと先になりますけれど、渡辺さんと鋭意構想中のプロジェクトには超・期待しています! 何しろ、○○のが怖くなくなる世界をつくるんですからね(笑)。」[3]と『死ぬのがこわくなくなる話』に似ている文言を使っていること。

二つ目は2011年5月20日に行われたニコニコ生放送「いくぜ! 星海社」[4]で最前線で毎日更新の連載小説を企画中と発言されていたことが挙げられる。

渡辺は2011年7月29日に「俺・・・フォロワー五千人超えたら、ツイッターで長編書き下ろすんだ・・・」[5]とツイートし、8月5日にはフォロワー5000人を超えた。この人数について「リアルタイムで読んで下さっていた方はユニークカウントで3000人くらいと思われる。(…)文芸誌に連載するくらいの媒体効果は、既にあると思う。」[6]と述べている。

メディアとしてのツイッターについては「たんに掲載誌として使うことには反対だ。ここでしか生まれない文学が絶対にあると思う。この連載には、そのことを実例をもって示す、という使命感もあった」[6]と述べている。この発言にあるように渡辺は、これ以前には2006年12月に発表されたメール小説としての『iKILL2.0』や2007年11月から連載されたブログ小説としての『日月時男のひきこもり日記』。これ以降では2013年2月発表のニコニコ生放送を利用した「渡辺浩弐を告発する」などメディアとコンテンツが一体化した作品を作成し続けている。

2012年4月14日にK-CAFEで単行本発売記念のサイン会が行われた[7]

単行本

出典、リンク、注釈等