本書は書き下ろしの解説記事と古今東西の傑作ロボット・フィクションを一堂に会することで、ロボットの科学・文化・物語をまるごと総括しようと試みたアンソロジーである。 カレル・チャペックの『R.U.R.』が世に登場し、アイザック・アシモフが「ロビイ」を書く直前の一九三〇年代までを第一章として纏め、その後は十年ごとに区切り、それぞれの時代を代表するロボット・フィクションを紹介する。 各章には瀬名による総説と、第一線で活躍する研究者や作家たちによる短い解説を併載した。また巻末にはブックガイドを兼ねた主用参考文献を付して便宜を図っている。(帯より)</blockquote>
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=== 『バリア・セグメント 水の通う回路 完全版』(2006) ===
松岡圭祐の小説。渡辺は作中に登場するゲームソフトの評論文のかたちをとった「注目ゲームソフト『シティ・エクスパンダー4』レビュー」を執筆。いわゆる文庫版の解説の代わりにこれが収録されている。執筆手法が極めて本編に寄り添っているため、「小説参加の単行本」に含めた。
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<div style="font-weight:bold;">単行本情報</div>
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: 2006年9月1日初版第1刷発行
: 著者: 松岡圭祐
: カバーデザイン: 松井和夫
: カバー製版: 株式会社昭和ブライト
: カバー印刷: 文唱堂印刷株式会社
: 発行者: 佐藤正治
: 発行所: 株式会社小学館(小学館文庫 レーベル ま2-23)
: 印刷所: 凸版印刷株式会社
: ISBN: 4-09-408104-6
: NDL書誌情報 http://id.ndl.go.jp/bib/000008267679
: Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4094081046/wcat-22
<blockquote style="border: 1px solid #000; padding: 1em;">本書は、『水の通う回路』(一九九八年、幻冬舎刊)の文庫版『バグ』(二〇〇一年、徳間書店刊)を大幅に加筆し、改題して文庫化したものです。(奥付より)</blockquote>
'''収録内容'''
*本編
*注目ゲームソフト『シティ・エクスパンダー4』レビュー
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8年の時を経てついに完成した著者入魂の傑作
本書こそが僕の最も出したかった「完全版」である
松岡圭祐(帯より)</blockquote>
<blockquote style="border: 1px solid #000; padding: 1em;">
千葉県で小学六年生が自らの腹部をナイフで刺すという事件が起きた。そして、瞬く間に、同様の事件が全国の小学生に拡大した。子どもたちは口をそろえて言う。「黒いコートの男が殺しにくる」と。
事態の究明に乗り出した政府機関は、全ての被害者が人気ゲーム“シティ・エクスパンダー4”を事件前にプレーしていた事実にたどり着く。
だが、ゲームメーカー社長の桐生直人には思い当たるところがなく、社員や同業者をも巻き込み事件の真相は思わぬ方向へと展開していく―。
単行本初版発刊から8年。大幅な改稿で、新たな生命を与えられた著者入魂の傑作。(ジャケット裏より)</blockquote>
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